過去記事更新

2017年9月21日 
 
■モバイル版で見る

#8:百均パキラ(二代目)をハイドロ化してみたよ!@2017年9月

百均のパキラ(二代目)をハイドロカルチャーにしてみたよ!

 再び100円ショップで買ってきたパキラハイドロカルチャー化してみました。
 今回は初心に返りつつ、やや実験的ながら透明な吸水ポリマーを採用しています。
  ※あまりおすすめはしないよ!
 ちなみに透明ポリマーにこだわる理由は根が育つのも見たいからです。

 だいぶ間が空いてしまいましたが、◆前回までで枯らしてしまった先代からの失敗と反省を踏まえて少しは工夫した内容となっています。

*(追記)結局すごい早さで枯れました。また三代目は育てるつもりですがハイドロは諦める方向です。
  ↓
 三代目@2019年7月(4月)は■こちらから。

*■前回(初代が枯れた記録) 初代のハイドロ化記事は■こちら。

Pachira in Clear Polymer Hydroponics #2


*もくじ:(スクロールリンク)
▼また買ってきたよ@植え替え前の観察(↓)

▼用意したもの

▼また植え替えたよ

 初代のハイドロ化記事は■こちら。


◇また買ってきたよ
 今回買ってきたパキラ。
 すでにどっしり感がありますが、もちろん税抜きで100円です。

 別角度から先代遺品と。
 衛生的にどうなのかとも思いましたが、捨てるのもなんだか忍びねえってことでゼオライト、ビー玉は流用することにしました。

 そのままでは水をやっても漏れるだろうしやや不安定だったのもあって、暫定的にさんまの缶詰の空き缶に置いていました。

\うまい!/

(妙な安定感)

 さらに、わざわざ買ってきたブックエンドと、余っていたボールチェーン、ワニ口クリップを駆使してこんな感じに固定していました。
 まあ応急処置ですね。

 内側には肥料っぽいものも見られました。
 ただどう考えても土が少ないので、ハイドロに限らずこういうのを買ったらさっさと植え替えるのが無難です。
(結局半年近くこのままだったんですけどね)

(すぐにが詰まるため)

 しかし……すでに一本枯らしているのもあって、どうも踏ん切りが付かず後回しになっていました。
 とりあえず買ってきた春~夏たまに水をやる程度でしたが、その間もさすがにパキラだけあってグイグイ成長してくるのが観察できました。


 というわけで、ハイドロ化の話の前にほっといても伸びてくる様子を少し。

 こちらはほぼ買ってきた直後で、すでに無数の葉がスタンバイしている状態でした。

 約一週間で次々に葉が開いてきました。

 ひと月ほどで、そこをどけと言わんばかりの勢いに。

 大きな茎の周囲にもがいくつか見られましたが、こちらはなかなか伸びてきませんでした。


 一方買う前から注目していた、大きな茎の反対側に出ていた

 やはり数日にょきにょきと伸びてきて……、

 二週目くらいでこんな感じに。
 の部分から新しい茎が生えて、ぶじが開くのを見るとうれしいですね。

 で、成長しているうちに気づいたんですが、

 なにやら妙な突起が。
 特にどこかが折れたり葉が落ちたり、ということは無かったのでなんだろう? と思っていたんですが、上のほうの画像を見るとだいぶ前からこの突起部分があったようです。
 おそらく出荷~店頭での剪定の名残……かな?

(あれが、こうなるのか……)


 そんなこんなの間に、またにょきっと出てきたところも……、

 いつの間にやらパッと葉を付けていました。


 気づけばあちこちだいぶ伸びていました。

 簡素でほんの小さな鉢植えですら、上から見るともう何が何やらな状態。

 なんだかすごいことになってきたぞ……。

 実際のところ2ヶ月ほどで大きな変化は無くなり、その後は枯れもせずあまり伸びもせずという状態が続いていました。
 植物はを伸ばせなければそれ以上成長することができないわけで、さすがに「鉢」とも呼べなそうなミニ容器限界に達していたようです。

 さらに放置すればいずれ根詰まり、根腐れに至るだけなので、やや迷いつつも当初の予定通りハイドロ化に移ることにしました。


(余談)
 ちなみにトップ画像で座っているのは◆ガンプラEXPO'2016@夏に行ってきた時に買っておいた「黒い三連プチッガイ」です。

 この色は限定品なので一般販売されていませんが、今ではとんでもねー種類があるので↓このへんを参考に。

http://hobby.dengeki.com/reviews/385838/(電撃レビュー)

http://www.bandai-hobby.net/brand/petitgguy/(公式)

(気がつくとガンプラの話をしてしまう俺氏であった)



◇用意したもの
 今回は620mlのビン(もちろん100円)に決めました。
 普通に最初から大きかったのと、パキラの成長力も見越して大きめにしておきました。

(悩みどころ)

 なお初代の容器は320mlだったので倍以上ということになります。
 まあ↓こういう状態になることを予想すると最初から余裕をもっておくこと、そして余裕が無くなったらまた植え替えることも考えたほうが良さそう。

 なお安定感としては↑のような形のほうがいいんですが、今回は詰めやすさ、ポリマーの乾きにくさなんかを考えて縦長ビンを選びました。
 そのあたりもあって固定に関しては事前に案を練ったりしていました。

 それでもまだちょっと不安だったので、底に下敷き的な何かを敷く(か、貼る)ことで横方向の揺れにも強くなるかな、とか考えています。
 ちなみにブックエンド柵のとこにハンカチでもかけておけば日除けっぽくなりそうです。

(透明ビンを使う場合は根への直射日光に注意)

 まあそもそも透明ポリマーを使おうとする時点でかなりの邪道なので、いろいろと「まともなやり方ではない」という点は注意しておいてください。


 さて、ちょっと気になったのが底のラベル。
 まあ置いている間は見えない部分ですが、後からでは面倒なので先にはがすことにしました。

 せっかくなので綿棒プラモデル用の塗料うすめ液を使用。
 うすめ液は、百均にもよくある「シールはがし液」の役割です。
 ちなみにマニキュアの除光液もシールはがしに使えるとかで、まあいずれか一つを持っておくと何かと便利です。

 ともかく綿棒はがし液を付けて、たっぷり塗りつけます。
 インクが溶けてくるので二度漬け禁止です。

 あとはつまようじとかで押していけばスルッと取れます。
 抵抗があったら再度はがし液を塗っていきます。

 はがした後もさらに塗りつけつつ、ティッシュ等で拭き取ればきれいに処理できます。
 硬いゼオライト層を突破して、このから見えるほどが伸びてくるといいなあ、とか。
(そこまで伸びたらもう植え替えか)


 こちらは初代に使っていた紫+オレンジのゼオライトと大小のビー玉。
 オレンジは半分ほどが未使用でした。

 とりあえず紫+オレンジの分をざっと入れてみたところ。
 三分の一以上の量があって、ちょっと多いかな? という感じ。

 若干減らしてみたものの、いまいち正解がわかりません。
 結局紫+オレンジは(未使用分のオレンジ以外)全部使うことにしました。

 百均消臭剤として売られていた吸水ポリマーを入れていきます。
 こちらは軽く水洗いしたした程度で特別なことはしていません。

 一応「無香」タイプ香料が入っていないものにしておきましたが、「栽培用としてどうなのか?」未知数です。
 ちなみに成分植物抽出消臭剤、吸水性樹脂、非イオン界面活性剤となっていました。
 まあ最後のはなんだというところですが、◆日本界面活性剤工業会(そんな団体があるのね)によると食品や化粧品にも使われるようなものっぽいので特に害は無さそうです。

 ……といった感じで、いったんふたをしてこちらは準備完了。



◇また植え替えてみたよ
 では植え替えの作業に入ります。
 まずプラ鉢は、内側との二重の作りになっていました。

(意外としっかりしてるな)

 無理に引っ張ると危なそうだったので、カッターで切り込みを入れていきました。

 さすがにガチガチになっていた土。
 が外側に沿って伸びているのが分かります。

(これはいけない)

 底側がもじゃもじゃしていたので、上のほうからつまようじで突いてを払っていきます。

 根が入り組んでおり、固定用(?)の布みたいなものも出てきたりして地味に大変でした。

 たまごケースの上で作業していたところ思ったより量が多かったので、普通にチラシか何かを広げてやればよかったかなとか。

 だいたいすっきりしたところ。

 さすがに黒くなった根も見られましたが大部分は健在だったので安心しました。

 さらに、軽く水洗いしてもう少していねいに土を落としておきました。
 まあ多少は残っても大丈夫(だろう)と思いあまり神経質にならない程度にしておきました。

 ここで根本を確認すると断面になっていました。
 ふくらんだような形なのでてっきりから育った個体かと思いきやそんなことはなかったようで、輪切りにした茎を土に挿して育ったものだったようです。
  →100円だしそりゃそうか。
 逆にそれでも育つ生命力たくましいですね。

(パキラを種から育てるのは非常に難しいらしい)


 土の除去 ~ 水洗いが済んだら、間をおかずに固定に入ります。
 なおポリマーだけだとぐにゃっと沈んでしまうのもあって、引き続きビー玉を適当に仕込んでいます。

 様子を見つつ、適当にポリマーを追加していきます。

 中心にパキラを添えて、うまい具合にビー玉で取り囲むようにして固定していきます。

 さらにポリマーを追加して、基本的な植え替えは完了。
 後で思うと、パキラを置いたまま少しずつポリマー+ビー玉を注いでいくほうが良かった気も。

 近くで見ると樹皮っぽいものが見えたりしたので、

 綿棒でかき出したりしました。
 まあキリが無いし、にも良くなさそうなのであまり気にしないことにしました。

 さすがに固定力は弱めで、ちょっと揺らしただけで倒れそうだったため少し折った割りばし+大きめのクリップ添え木っぽくしてみました。

(ごく軽くはさむ感じ)

 ……といった作業を済ませたのがトップ画像あたりです。

 その後、根が窒息しない程度に乾燥を防ぐため適当に切ったラップをかけています。
 あるいは残ったオレンジのゼオライトをフタ代わりにしようかとか考えています。



 最後に、植え替え直後の現状の観察です。
 こちらは何やら伸びそうな気配があるものの上の葉っぱが邪魔で横に伸びていった部分。

 この画像の中央やや上がその部分なのですが、その後大きく左にそれて葉をつけたようです。
 こういうのはじゃまな葉を切ってしまうべきか、少し待って葉が自ら落ちるなり茎が伸びたりり曲がったりして神回避するのを期待するべきか迷うところです。

 他にも、明らかに上の葉っぱがジャマでしおれちゃってるとこが確認できました。
 ちょっとの増えるペースに対してが伸びきれず密集ぎみになっている印象です。
 このあたりも植え替えによって変わってくることを期待しておきます。

 こちらの生えそうな気配があったところ(茎のそばの新芽)は今のところあまり動きがありません。

 しかし、買ってきてから伸び始めたのほうは新たな茎が伸び始めていたりするので、またほっとけばあちこち伸びてきそうな気配です。


 あと水やりちょっとセオリー通りにはいかなそうなのですが、とりあえずゼオライト層の半分くらいまで入れておきました。
 今回のようなハイドロ化だとポリマーが見える限り水分は問題ない状態なので、表面のポリマーがしぼみすぎない程度に(できれば毎日)ごく少量ずつ水をやるのがいいかも? とか考えています。

(かなり少なめ)

 今のところ、ゼオライト部分にが到達しておらず水が無くなるまでかなり時間がかかりそう(?)なことや、に水がたまったままの状態が続くのはあまり良くないだろう……というあたりも気にしつつ様子を見ていく段階かなと。



 以上、二代目の植え替えでした。

 とりあえず◆だいぶ前の#3のように根がだばだば伸びてくるのが確認できるまで安心はできないので、まだかまだかビン越しにポリマーの向こうを見ているところです。


*おまけ:3Dステレオ画像(交差法)






ではまた。

(追記)
 三代目@2019年4月は■こちらから。

*■前回(初代が枯れた記録) 初代のハイドロ化記事は■こちら。

 関連記事■「観葉植物」ラベルにて。


カップヌードルをぶっつぶせ!―創業者を激怒させた二代目社長のマーケティング流儀 (中公文庫)

0 件のコメント:

 ※コメントは管理人の承認後に表示されます。
 (気づかなくて遅れることが多いです)

コメントを投稿