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2014年7月11日 ■PC版で見る

初期型PS3(80GB)を軽めに分解/清掃してみたよ!!

初期型PS3(80GB)の分解/清掃

 久々に初期型PS3(80G)本体分解/清掃してみました。
 このところの猛暑でなんかヤバそうなファン音の昂ぶりや、外からでも一目で分かるホコリが気になっていました。
 前にも同じようなことはしていましたが、まだまだ使うことになりそうだし、ヒマなので数年ぶりに開けてみることにしました。

*(関連記事)■PS4コントローラの不具合対応+分解


 上部。

 横。


 だいぶ真っ白です。
 電源を切っている間もかなり積もるので、やっぱり横置きのほうがいいんだろうなと。
 しばらくは横置きにしていましたが、置き場所が無くなって縦置きに戻した結果がこれだよ! という感じです。
  →横置きでも結局ホコリは溜まるんだけどまだマシな気がする。


 まず底面のカバーを外します。
 本来は剥がしたら保証なくなるよシールがあったはずですが、すでにありません。


 内側のネジは「*」型です。
 本来は特殊ドライバーを使いますが、この形であれば近い大きさのマイナスドライバーで普通に開けられます。

(百均で適当なドライバーセットを買っておくと捗る)


 ネジを外したら、上のパネルを底面のほうにスライド。
 この外パネルがスモーククリアなことはあまり知られていません(この型はもう売ってないしなあ)。



 パネル無し状態。


 この状態でも、すでにけっこうなホコリが見えます。
 ハンディ掃除機があると楽です。


 見えているネジを外していきます。
 長いのが6本、短いのが1本で、それぞれ矢印で示されています。


 にあるS字付きの矢印のところが短いネジです。
 そして、画像やや上のくぼみにフックがあり、これを内側へ押し込みつつ持ち上げるとケースが外れます。



 うわあ


 HGエクシア世界の歪みを見つけたようです。
初期型PS3(80GB)の分解/清掃


 通気口付近もなかなか。
  →そりゃ異音も出るだろうという感じ。


 掃除機による武力介入でどうにか紛争が解決されたような気がします。


 せっかくなので、100均のウェットティッシュで軽く拭いておきました。
 精密機器に湿気はどうなのかという気がしますが、少し時間を置いて乾けば大丈夫でしょう。
  ※おすすめはしないよ!
 このへんは気分の問題です。



 こちらはBDドライブ。
 これもまたひどいビジュアルです。


 アストレイの刃はともかくホコリは拭きとっておきました。
 ただ、ゴシゴシ拭いても通気口の網目に沿ったヤケみたいなが残っていることに闘いの年季を感じたり。




 以降は中途半端です。
 一応基板が見えるところまでは開けてみましたが、ここから先はネジを20本くらい外さないといけないのと、基板まで剥がしたらグリスを塗り直したほうがいい(らしい)とのこと。
 面倒/不安ならドライブと電源をを外すまで(↓の写真)にしておいたほうがいいと思います。


 まずケーブルを外しておきます。
 黒いほうがBDドライブ、白いほうが電源部分(らしい)です。


 こちらは底部ファンのケーブル。
 こまめに写真を撮っておくと後でどっち向きだったっけと迷いません。
 上のほうの細いのは無線LAN部分のピンで、普通に引っ張って外します。


 今回初めて電源ユニットを外したのですが、これがなかなか外れず大変でした。
 ここには画像やや左上のコンセントのような形のものがぐっさりささっています。
 ネジをすべて外した上で、壊れるんじゃないかというくらい力を入れないと外れません。
  →また取り付ける時もメキッバキィというすごい音がする。


 そしてこの電源部分もわりとひどいホコリ。
 なんかよく動いてたな……という感じ。


 電源部分を外すと、その下にBDドライブのフラットケーブルの接続部が。
 青い部分を差し込み、パチッと倒して固定するタイプです。
 コレがあるので、ドライブより電源を先に外したほうがよさそうです。
  →BD側のシールを剥がして、そちらを外してもいい(非推奨)。



 あまり見る機会の無い内部からのHDD。
  →HDは購入時からそのまま(東芝だったのね)。
 HDは分解せずに底面のパネルから交換できますが、やはり内部はホコリが溜まっていました。


(余談)
 ここでは解説しませんが、内蔵ハードディスク交換の公式サポートページはこちら。
・内蔵ストレージの交換について
 https://support.jp.playstation.com/app/answers/detail/a_id/270
・データ移行ツール(バックアップ)について
 https://support.jp.playstation.com/app/answers/detail/a_id/482

(追記)
 上記ページは、2019年9月PS3のサポート終了に伴いすでに存在しないようです。
 代わりに、辛うじて下記マニュアルが見つかったので貼っておきます。

»データ転送ユーティリティーについて
https://manuals.playstation.net/document/jp/ps3/current/settings/transferutility.html
»バックアップユーティリティー
https://manuals.playstation.net/document/jp/ps3/current/settings/backuputility.html

(HDD/SDD換装についての公式記述は現在見つからず)


 とりあえずノートPC向けで売られているような2.5インチのSATA形式で、容量1.5TBまでのものならだいたいなんでも使えるみたい。
 最近では寿命もコストも実用的になってきたSSDに換装すると気持ち程度は早くなる(らしい)ので検討してみるのもいいかも。
 もしくはPSプラスのフリープレイを死ぬほど保存できるように容量重視で行ってみるのもアリかと思います。



 といった感じで、元通りに組み直しました。

 結局基板の裏側はノータッチなので、側面あたりはほぼ外から掃除機をかけただけですが、なんだかんだでスッキリしました。
 すき間からつまようじでホコリをかき出すとボロッと出てくるので、できれば裏側もやったほうがいいんですけどね。
  →エアーで吹き飛ばすのはある意味勇気が要る。

 ただ、起動してみると明らかにファン音が静かで、これははっきりと成果が出たなと。
  →高熱の時ほどファン回転数が上がってうるさくなる。


 この時外側から無線LAN(というかWi-Fiユニット)の緑ランプがはっきり見えることに「気づいた」のですが、逆に今まではホコリで見えていなかったらしい……というのが今思うとちょっと怖いです。

(Vitaでトルネを見るためにリモートプレイとかするとピカピカ光る)




 そんなわけで問題なく起動したわけですが、トルネが起動しなくなりました。

 ……あれっ?

 他のゲームを起動してみてもブラックアウトしたまま操作不能状態でした。
 うーん……。


 まあ結局、また全部ネジを外していろいろケーブルを挿し直したら直ったのですが、具体的な原因は分からず。
 こういうこともあるので、今さらですがやるなら自己責任でってことですね。
  ※よくわかんなかったらやめたほうがいいよ!!!!



 こちらは、再度開けて動作確認が成功した時の様子(きれいになったなあ)。

(開けた状態での起動もおすすめしません)


 以上、最近PS3がうるさいという方の参考になれば幸いです。ではまた。

*(関連記事)■PS4コントローラの不具合対応+分解

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