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2014年4月22日 
 
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前編:BB戦士ユニコーンを思うままに塗ってみたよ!!!!

BB戦士 ユニコーンガンダム スミ入れ/部分塗装作例

 巷では◆HGUC+BB戦士のFAユニコーンが発売されたり、◆Nextでも赤/緑フルコーンがそろそろ出撃となっています(リンクは公式インフォ)。
 そんななか、長年に渡り組んだまま放置してきたキットをそのままにしておくのは忍びなかったので、ひとつ思うままに塗ってみることにしました。
 今回のテーマは「赤」を消すということで、結果的には「ひと目でユニコーンだと分かるのになんか違う」というたいへん自分好みの作例に仕上がったと思います。


+もくじ
▼キットについて(↓)
▼シールド
▼腕部
▼ビームマグナム
▼頭部

+続き(後編)■こちら。


RX-0 : UNICORN GUNDAM [DESTROY MODE]


 こちらが今回の使用キット。単体版のBB戦士ユニコーンです。


 背面。


 SD頭身ながら差し替えで変身することができます。

 股間パーツは一部シール再現なのと、下半身はデストロイモード仕様のため、ユニコーンモードだとちょっと違和感があります。
 そんなわけで、今回の作例では変身は捨ててデストロイモードに絞ることにしました。


 今回メインで使用したのがガンダムマーカーのメタバイオレット。

 以前、(こちらもお気に入りの)◆ガシャポン戦士Next17のストフリで羽を塗る時にも使ったものです。
  →あの時は勝手が分からず苦戦した……。
 まあ1本あれば、とりあえずBB戦士キット全体の印象を塗り替える程度の分量はありました(まだインクは残っています)。
 なお、同じくガンダムマーカーの「メカグレー」もかなりの箇所で使用しました。
 灰色の亜種程度にしか思っていませんでしたが、これがまた厚塗りしてよく乾かすと妙に深い色が出てきたため、途中からは困ったらコレという感じでどんどん使っていきました。

 こちらは塗装中盤~終盤くらいの状態。

(余談)
 以前から、なんとなく「ユニコーンを塗るなら、サイコフレームの色を変えてみたいな」というのがありました。
 だいぶ前ですが、MGキットをユニコーンモードに特化させたもので、非発動状態を表現するためにすべてのサイコフレームを黒く塗りつぶすという作例を見たことがあります。
 実際そのくらいの制作は珍しくないのかもしれませんが、当時の自分には衝撃的で、ビジュアルを優先するためにMGのウリでもある変形機構を捨てて内部を接着したりというのはちょっとしたカルチャーショックでもありました。

 こういった大胆な色変えというのは、ある意味で組み上がったキットを台無しにする覚悟が必要だと思います。
 そこに憧れのような感情があり、今回のような塗り方になったのは確かです。
 今風に言えば「ガンプラはどんな自由な発想で作ってもいいんだ!」ってことですかね(……ちょっと違うか)。



 まずはシールドから(未塗装の状態)。

 一応X字に展開する機構があります。
 端は本来で、キット的にはシール再現です。
 とんでもなく特徴的な形状なので、これだけでもユニコーンを連想するようなアイテムですね。

 上に書いたようなこともあって、安価なBB戦士キットと言えどもやっぱりクリアパーツを塗りつぶすのは緊張するものがありました。
 そんなわけで、まず、塗りやすいところから……と、比較的面積の大きいシールド(と肩)から塗り始めました。

 それがこちら。
 正直なところ、この時点でああーこれはいいものができるねと予感しました。
  ※できる気がしたよ!!!!


 スミ入れと部分塗装。アドリブですがいろいろ悩みました。
 ゴールドで塗ったのは、こことバックパックのスラスターくらいです。
  →あまり派手にはしたくなかったので。


 シールドももう少しだけ印象を変えたかったので、目につくところをメカグレーに。


 そしてこちらが完成状態。色を変えただけですがまったく別物ですね。
 X字の端(本来は白いシールを貼るところ)をあえて暗いメカグレーにしたのは決意表明みたいなものです。


 裏側はこんな感じ。少しだけ手を入れて……、


 こうなりました。
 中央の円形接続部も塗った後、たたむ必要は無いと思ったため接着剤で固定してあります。


 左右には手頃なくぼみがあったため、ハイライトとして蛍光オレンジを入れました。
 「紫かオレンジ」は、まあ自分だけのマーキングみたいなものです。




 続いて腕部。
 上下のパーツでクリアパーツを挟み込むような構成になっています。
  →上パーツを左右で交換するとぴったり隠れたユニコーンモード状態になる。


 中間のグレーで塗った部分は下からはめ込むような別パーツなので塗装が楽でした。
 ただ、組んでみるとちょっとヘコみの部分が気になったので……、


 ここもオレンジを入れました。

 今回オレンジを入れたのはシールド、肩、頭部のみで、さほどあちこちに差しているわけではありません。
 だいたいどの角度からでもいくつかはハイライトが見えるかな……くらいのバランスにしたつもりです。

 肩部のサイコフレーム。
 十分に塗ったつもりでも、いざ組んでみると変な角度から赤い部分が見えたりします。


 メイン腕部。ミゾはかなり狭いので、ある程度は割りきって塗っていきました。
 ちなみにFA版ノルンでは、この肘の部分が可動化されているそうです。


 このテカり感なんだかニヤニヤしてしまいます。


 手。武器を持たせたりすると塗料が剥がれそうな気がしたのもあって、塗ったのはの部分だけです。
 ここはスミ入れもしませんでした(なんとなく)。



 腕部@外側。ここも適当に白を塗りつぶしておきました。
 このあたりは、「こうしたらかっこよさそう」よりも「ここなら簡単に塗れそう」を優先して塗る箇所を選びました。


 組んだ状態。この1ミリ未満の細いミゾを見ると本当に別パーツでよかったと感じます。
  →これを普通に塗るのは相当きつい。


 そして両腕@完成状態。得も言われぬ幸福感があります。


 一足先に塗装後の組みあがり状態。


 これが完成品です! と見せられるといちいち各部まで注目しないものですが、考えながら塗っていくと腕だけでもこんなに大変なんだなしみじみ感じました。



 メイン武装のビームマグナム。(サーベルはスルー
 モナカの2パーツということもあり色分けはなかなかしんどいので、だいぶ割りきってほぼ全面をシルバーに塗ってしまうことに。


 この時はマスキングテープを切らしており、百均に行ってメンディングテープというのを買ってきました。
  →マスキングテープが売っているところもある。
 正直なんだかよく分からないのですが、ベタベタくっついたりもせず目的は十分に果たせました。
 自分は使ったことがありませんが、マスキングゾル(ゲル状のやつ)というのも200円未満で売っているので、細かい色分けが無いBB戦士を本格的に塗りたい場合はああいうのが大活躍しそうな気がします(これはまた別の機会に)。


 ここで使用したのも、やはり百均の缶スプレー(銀)です。
 持ち手はバリバリはげそうなのでそのまま、でもせめて少しくらいは先端だけ隠すことに。
 ガシャポン戦士よりずっと大きいんだし、塗ろうと思えばいくらでも塗れるレベルですが無理はしないスタイルで作業しました。
  →あんまりこだわると、また次をやる気が失せるし……。


 100円(税抜き)と言えど、光の当て方でまばゆい照り返しが。
 缶スプレーはだけはなかなかいい色にしにくいのですが、黒、金、銀、その他濃い色についてはどれもおすすめです。
  →新聞紙を敷いたりすることと、換気には注意。


 2つを合わせようとしたところでマガジン終端部の裏側を塗っていなかったことに気づいて再度スプレー。
 なお、塗装後のスミ入れに苦手感があるのと、ならそのままでもきれいかな、ということでスミ入れはしていません。

 先端部分については、結局メカグレーにしただけなのでかなり地味な感じになりました。
 一度に大部分を塗るにはスプレーが楽なんですが、その後で細かい部分を塗るには繊細なマスキングが必要だったりして、どっちを取るかは考えものです。
 まああんまり考えずに気楽にやってみるのもいいかなと。


 頭部。

 フェイス部分はデストロイ/ユニコーンモードの顔が前後についた状態になっています。
 この大胆さもBB戦士ならではです。


 そんなわけでを塗っていきます。

 さすがに黒い部分とクマドリくらいは塗り分けています。
 角のあたりはしょっちゅう色がはみ出すので、修正が地味に大変でした。


 左が、マスクを付けて上からみた状態。
 どこからすき間が見えるか分からないので、できるだけ黒く塗りつぶしています。



 さて、ツインアイと言えばメタグリーンだろう……と思いきやインク切れでまったく塗れませんでした。
 いい加減マーカーでなく小ビン塗料をもう少し用意したほうがいいかも?


 結局、手持ちにあったゴールドにしました。
 ファーストやストフリなんかも黄色アイだし、さほど違和感はありませんね。
  →いま思うとこれで正解だった。

(マスク無しのフェイスパーツだけだとなんかちょっと怖い


(余談)
 こちらも百均で見つけた、「3D おえかきのりカラーペン:ダークカラー」。


 ひょっとしてこれを使えば超キラキラにできるんじゃないか、と実際に塗ってみたのが以下。
  →実験台に使ったのはガシャポン戦士NEXTのシャアザク。
 見ての通り隠ぺい性は皆無で、つまり単純に、ラメ入りのりでした。
 これではツインアイをそれなりに仕上げるだけでも相当な苦労になりそうです。

 ただ、乾いた後は完全に透明で下地がはっきり見えることと、妙に胸が騒ぐきらめきが残る点は見逃せません。
 さすがにのりなので、このラメはちょっと引っ掻いた程度では剥がれません。
 これについては、またいつか別の機会で活かしてみたいと思います。



 続いて頬パーツ。
 左右で紛らわしいので、こういったのを塗る時は「左」または番号の若いほうに(もしくはグループごとに違った色で)を入れることにしています。
  ※自分ルールだよ!


 この部分も、合わせて見ると思わぬところから塗り残しが露出したりして、やはり手を抜くとこうなるのかという感じ。
 ちなみに、いったん組んだパーツはキリやデザインナイフでこじ開けて外しています。


 ヘルメット部。ミゾがあったのでグレーにしてみたらなんだかエクシアみたいなことに。
 頭部バルカンについてはここしかないと思ったのでオレンジのハイライトを入れました。


 はみ出た塗料は、少し乾いたらつまようじでこすって調整。



 最後に、ツインアイと同等に重要なアンテナ。
 色分けしやすいミゾがあるのでアドリブで塗っていきます。


 結果的にこんな感じに。この時点では、まだ中央の接続部分は塗っていません。
  →ここだけゴールドや赤にするかちょっと悩んだ。

 ここで説明書。
 今回のBB戦士ユニコーンキットのアンテナは展開するタイプのみとなっており、ユニコーンモード用の「一本角」はありません。

 写真でも分かるかと思いますが、このアンテナの断面は平たい三角形のような形状になっています。
 そして、展開の都合上アンテナを開くと正面が平たく、裏側は盛り上がった三角の状態になります。

 ここは実物を見る限りどう考えても正面が立体的に見えるほうがかっこいいと思ったのでアンテナは前後を逆にして取り付けることにしました。
 構造自体は単純なので、逆にしても閉じるのは無理なだけで特に問題ありませんでした。
 まあデストロイモードで固定するつもりという方には参考になるかと思います。


 で、こちらが本来は裏側の立体的なほう。
 手頃なくぼみがあったので、目立ち過ぎない程度に明るい色も入れました。

 本来は正面のほう。
 正直なところ、カラーリングとしてはこのくらいの渋いのもアリだなと今でも思います。


 こちらが組み上がった状態。
 アンテナは、ガンダムっぽく水平よりやや角度を付けたくらいで接着してあります。
 迷いながらの作業でしたがなんだかんだで満足なものになりました。

 トサカは一部グレーにしただけで、メインカメラは素直に付属シールを使用しています。
  →シールはちょっと位置があやしいけど気にしない。
 そう言えばマスク左右の部分もあまり考えずグレーに塗りましたがそれもやっぱりエクシアっぽいかも。



 続き(後編)は■こちら。

 その他のガンプラは■「プラモデル他」ラベル(←完成品はほぼ無し)か、■「ガンダム」全体ラベルから。



BB戦士 No390 フルアーマー・ユニコーンガンダム


ガンダムメタリックマーカーセット AMS121

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 (気づかなくて遅れることが多いです)

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